バーベルやプレートを股下から吊り下げてスクワットやカーフレイズをする器具です。ウエストサイズはM (31インチ~35インチ)です。通常のバーベルを担いだスクワットは、常に腰へのダメージや動作中に潰れた時の危険性と隣り合わせの種目ですが、こちらを使えばその心配はありません。腰より下にバーベルがあるので、腰に負担が掛からない。潰れた場合もそのまましゃがめば下に降ろせるので、落下するような心配はない。しかも、大腿四頭筋に限ればバーベルを担いだスクワットよりもしっかり負荷を掛けられる。と、腰痛に悩むトレーニーにとっては夢のような器具ですが、デメリットも当然あります。①ほぼ大腿四頭筋しか鍛えられない。腰に負担が掛からないということは、逆に言えば腰や股関節に関わる筋肉(脊柱起立筋や大臀筋)を鍛える効果は薄い(あるいは無い)ということです。これらは、バーベルを担いだスクワットでは鍛えられる部位です。②フルボトムは出来ない。股下にバーベルを吊り下げるため、当然可動域は『プレートが床につくまで』の距離に限られます。③準備がやや面倒。慣れれば簡単なのですが、慣れないうちはこのベルトを締めるだけでも少々手間取ります。①に関しては、私はヒップスラストを並行して行うことで大臀筋を補っていました(この種目もほぼ腰は痛めない)。②に関しては、同じ重量でも出来るだけ直径の小さいプレートを使用すればある程度改善できます(取手用の穴が空いていないものが良い)。【その他注意点】・短めのシャフトを推奨。通常とは違い、バーベルを前後方向にして使うので、壁際でトレーニングする場合は短めのシャフトでないと壁にぶつかってしまう恐れがあります。私は1190mmの物を使用していました。・スクワットパッドの使用を推奨。最後にしゃがみ込んでベルトからバーベルを外すのですが、その時シャフトの上に座り込むような形になります。股間がシャフトに圧迫されて痛いので、スクワットパッドを巻いてその上に座りましょう。

徹底解説】ベルトスクワットついに導入！｜山田崇太郎

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